グラウンドアップ通信2017年お正月号

 *  ピラティスとは 

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。センター北駅近くで、〝姿勢から生活機能を改善するデイサービス〟リハビリスタジオ グラウンドアップを運営しています、管理者の髙山雄介です。

 さて、今回はグラウンドアップにおいて行なっている、ピラティスについて書きたいと思います。 ピラティスという名称は、創始者であるジョセフ・ピラティス氏(1880-1967独)の名に由来します。第一次大戦中に負傷兵のリハビリテーションに用いられ、その後世界的に有名な、ダンススタジオのダンサーの体のケアを担い、信頼を得て以降、様々な分野に用いられています。

なぜピラティスが医療や介護予防において必要なのか?「医療」を行うという立場に立つと、まず診断名や障害があり、マイナスからゼロに戻す、という発想になりがちです。例えば、整形外科の分野では、患者が痛みを訴えても、画像上問題ないと言われ、痛み止めの薬や湿布を処方されて終わり、ということが多くみられます。これは「体の使い方」「体の動かし方」という運動学的視点が抜けており、痛みの根本の原因に対してアプローチできていない状況があります。

 ピラティスでは、膝が痛いという不調に対して → 膝に湿布を貼る・注射を打つ ではなく、骨盤や脊柱をはじめ、全身の姿勢・動きをコントロールする中で、不調・痛みの原因にアプローチしていきます。       

 グラウンドアップでは、仰向け→うつ伏せ→横臥位→四つ這い→座位などの運動発達に

 沿った姿位にてピラティスエクササイズを行い、その方にとっての、理想的な姿勢・動きを体に染みつかせ、安全でスムーズな生活動作の獲得を目指しています。

【コントロロジーの原則】

ピラティスさんは自身の著作の中で、「コントロロジーとは、忍耐を持って持続させることで、エクササイズから生まれる有益な効果を自分のものにすることができる」としています。下記の6つの理論を紹介します。

①コンセントレーション(集中)

②コントロール(意識が筋肉をコントロール)

③センタリング(動きは安定した体の中心から)

④フロー(猫のようにしなやかに、流れるように)

⑤プリシジョン(正確に)

⑥ブレス(全ての動きは)

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