グラウンドアップ通信 2016年2月号
〈冷え性と姿勢〉
こんにちは、お世話になりますセンター北駅の近くでリハビリデイサービスを行っています、
「リハビリスタジオ グラウンドアップ」代表の髙山雄介です。よろしくお願い申し上げます。
さて、冬場は「手足が冷えて辛い」と冷え性に悩む方も多いのではないでしょうか?
「筋肉が減ると冷え性になる」
最近の研究によると、冷え性は筋肉や姿勢と深い関係があることがわかってきています。「ネイチャーメディシン」という科学誌の中で、「サルコリピン」というタンパク質を壊し、筋肉が熱を産生する能力を低下させると、深刻な冷え性になるばかりではなく、エネルギー消費の減少により肥満となり、さらには糖尿病を発症するというシナリオが示されています。
脚の血流は、骨盤に空いている閉鎖孔という穴を通って、足先へと流れています。骨盤の傾きが極端に前傾または後傾すると、血流を障害することが考えられます。さらに内臓が下垂し血管や神経を圧迫される可能性が出てきます。骨盤の傾斜角度は10°~12°が理想的とされており、この範囲内に骨盤を調整していくことで、冷え性を予防する効果が期待できます。また骨盤や姿勢全体を調整する、体幹部分の筋肉を鍛えることで、筋肉量を増やし姿勢を整えることが大切です。
①骨盤の前面にある出っ張った部分(ASIS)に手の付け根を当て、指先を恥骨に向け三角形をつくります。
②三角形が前方にある壁と平行になるよう傾きを調整します。
グラウンドアップでは、個別プログラムにおいて、骨盤や姿勢の調整について指導を行っています。