グラウンドアップ通信 2016年6月号

〈「膝」は中間管理職〉
こんにちは、いつもお世話になります。センター北駅近くで、〝姿勢から生活機能を改善する
デイサービス〟リハビリスタジオ グラウンドアップを運営しています、管理者の髙山雄介です。
よろしくお願い申し上げます。
さて、膝が痛いので病院へ行ったら、「注射で水を抜かれた」「膝の関節の中にヒアルロン酸を入れてもらった」というようなことは、よくあることかと思います。どちらも膝自体の炎症や、痛みを鎮めるための処置だと考えられます。
ではなぜ膝の痛みや、炎症が起きてしまったのか?「膝」以外の原因を考えてみたいと思います。膝は上下を股関節と足関節とに挟まれ、それぞれの関節の影響を強く受けています。そして股関節足関節の調整役として働いています。それには膝を取り巻く筋肉の大部分が、2つの関節をまたぐ「2関節筋」となっていることや、運動連鎖と呼ばれるものが関係しています。
椅子に腰掛け、足首をぐるぐると回してみてください。足首がよく回ると共に、足の付け根(股関節)もつられて動いてしまい、膝のお皿が左右にゆらゆらと揺れていないでしょうか?膝のお皿が動いてしまうという方は、足関節の動きが不足している分を、膝や股関節が補って、動こうとしていると考えられます。このように各関節は、それぞれが連鎖して働く性質があり、股関節と足関節とに挟まれた膝関節には、負担がかかりやすくなっています。以下に、足首の動きをスムーズにするエクササイズをご紹介します。

【足首エクササイズ】

方法:

①椅子に座り、右側の膝に手を当てる。

②踵を支点にして、円を描くように、足首をグルりと回します。

③30秒ほど回したら、反対方向へ回す。その後左側も、同様に行う。

目的:足関節を意識的に、柔軟に動かすことができるようになる。

   膝関節・股関節へ負担をかけない、姿勢・動作が身につく。

注意点:膝に当てた手が、動かないよう、足首だけを回すように行う。

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